アメリカは、日本の国土の約25倍、広大な国土を持つ。そのため、北部と南部、あるいはほぼ同じ緯度であっても、東海岸、西海岸、あるいは中部、山岳部などで、気候・天候は大きく異なる。
ここでは簡単に、アメリカの各都市の気候・天候の概要を、月間平均の最高気温・最低気温、月間の降雨量のデータを交えながら、アメリカ旅行の前に把握しておきたい、気候・天候の概要を解説する。
ロサンゼルスの気候・天候
サンフランシスコの気候・天候
ラスベガスの気候・天候
ロサンゼルスの気候・天候について
ロサンゼルスの気候・天候は、乾燥した半乾燥気候帯に含まれ、年間を通して温暖な、乾燥した気候になる。特に春から夏にかえた5-9月は、ほとんど雨が降る日がない。この期間、日によっては30度を超え、最高気温も40度に迫る日もあるが、太平洋から涼しい海風がロサンゼルスの街中を駆け抜け、湿度が低いために、数字で見るよりかは、感覚的に涼しく感じるはずだ。日差しは年間を通して非常に近く、日焼けが気になる女性は、たとえロサンゼルスの待ち歩きであっても、日焼け止めを持参、使用することをお勧めする。
アメリカ大陸西海岸に広がる、砂漠地帯の気候の影響を受けるので、太陽の出ている日中と、太陽が沈んでからの夜間の気温の高低さは高い。真夏の日中気温が高い時期でも、日によって夜間は10℃をきることもあるので、薄手のはおるものを持参した方が無難だ。
冬季でもまず、最低気温が氷点下まで下がることはなく、雪が降ったり、氷がはったりすることはないが、ロサンゼルスの記録上、12月にマイナス4℃、1月にマイナス2℃を記録したこともある。
ロサンゼルスの気候・天候から考えると、ロサンゼルスの旅行のベストシーズンは、夏の暑さも若干和らぎ、雨の日も少ない、10-11月がベストシーズンと言えるが、年間を通して極端に雨の日が多い、極端に寒いという時期はないので、それ程気にする必要はないと思う。ロサンゼルスの天気予報はこちらへ。

サンフランシスコの気候・天候について
サンフランシスコの気候・天候は比較的乾燥した、温暖性の気候に属し、アメリカ合衆国の中でもトップクラスの、気候が良い、住みやすい街と言える。サンフランシスコでは、夏の盛りであっても、月間平均最高気温が20度前後、冬であっても月間平均最低気温は10度前後と、非常に過ごしやすい。また、春から秋にあける、5月より9月には、雨もほとんど降らず、快適に過ごすことができる。ただし、上のグラフを見ての通り、本来であれば一番暑いはずの7月8月より、9月、10月の方が、月間平均最高気温が高いのがわかる。これは、7-8月にかけては、冷たい太平洋の水温と高い外気温の差により、霧が発生することが多く、その霧の影響で気温を押し下げているため。
冬季でもまず、最低気温が氷点下まで下がることはなく、雪が降ったり、氷がはったりすることはないが、サンフランシスコの記録上、12月にマイナス2℃、1月にマイナス1℃を記録したこともある。
サンフランシスコの旅行のベストシーズンは、霧の発生も少なくすっきりした晴れ間の多い、9-10月がベストシーズン言えるのではないか。サンフランシスコの天気予報はこちらへ。

ラスベガスの気候・天候について
ラスベガスの気候・天候は、ラスベガスが砂漠の中にあることからもわかる通り、砂漠性の乾燥した気候になる。そのため、ラスベガスでは、雨が少なく、太陽の出る日中と、太陽の出ていない夜間では、月間平均でも20度近い温度差が発生する。夏場の7月、8月では、月間平均最高気温で40度近くになり、日によっては46度と、日本に住んでいる身では、想像もできないくらい暑い日もある。
ラスベガスでは、砂漠性の気候ということもあり、ほとんど雨が降ることがない。
一方、ラスベガスの冬季の12月、1月では、月間平均最高気温で13度、最低気温で1度と、なんとなくラスベガスのイメージから想像する「暑い」というのはかけ離れているので、それなりの防寒対策は必要だ。特にラスベガス近郊の観光スポット、グランドキャニオンへ、ラスベガス滞在中に行く人も多いと思うが、グランドキャニオンは、標高2100メートルということもあり、12月、1月の冬季は、マイナス7度と氷点下を大きく割り込む時もあるので、更なる防寒対策が必要となる。
ラスベガスの旅行のベストシーズンは、夏の暑さがやわらぎ、夜間でもそれ程寒くない、10-11月がベストシーズン言えるのではないか。ラスベガスの天気予報はこちらへ。
