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ラナイ島で唯一の街と呼べるのが、このラナイ・シティ。ラナイ島に住む、ほとんどの住人がラナイ・シティに住んでいる。ラナイ島のほぼ中央部、標高が490メートルの高原に位置する。
1920年代にラナイ島を買収したフルーツ農園事業者、ドール社によって、そのプランテーションに従事する労働者を住ませるために、このラナイ・シティを開発した。
計画的に作られた街のため、ラナイ・シティの市街地の道路は、ほぼ碁盤の目のように、規則正しく作られている。住民の多くは、そのプランテーションで労働していた、日系、あるいはフィリピン系の人々の子孫である。
プランテーション全盛のころは、多くの労働者、及びその家族でにぎわっていたようだが、今は素朴な落ち着いた雰囲気あふれる、静かな街となっている。