アメリカのインターネット事情
アメリカ(米国)と日本を、インターネットの利用という観点から比較した場合、圧倒的に日本の方に軍杯が上がる。日本では既にADSLから光ファイバーに移行しつつあるが、アメリカでは、電話会社の提供するADSLやケーブルテレビ会社によるブロードバンド接続がまだまだ一般的で、普及率は高いが転送速度の遅さに驚かれる人も多いかもしれない。
ホテルでのインターネット利用

日本ではビジネスホテルなどでは、ネット利用無料が当り前になりつつあるが、アメリカでは、無料で部屋からインターネット接続できるホテルはまだまだ少ない。ロサンゼルス、サンフランシスコ、ラスベガス、ニューヨークなど、ほとんどのホテルでは、有料にてブロードバンド接続ができる。
LANケーブルを利用する場合は、客室内にあるケーブルを自分のPCに挿し、ブラウザを立ち上げるだけ。ブラウザが自動的にログイン画面に転送され、料金の案内と取引条件の承認を促される。料金は24時間利用でだいたい$10程度のところが多い。料金と取引条件を承認すると、インターネットに接続され、自由に利用することができる。
ワイヤレス接続が可能なホテルは、指定のネットワークに接続後、ブラウザを立ち上げ、あとはLANケーブル接続同様に確認事項を入力するだけで料金も同額のところがほとんど。
スタンダードホテル、あるいはマイナーなリゾートのホテルの場合、このLANによるブロードバンド接続ができないところもある。その場合、最悪ダイヤルアップ用のジャックは通常設置されているので、それを利用することはできる。 しかしながら、アメリカから日本へダイヤルアップしたら大変な額の国際電話料金がかかってしまうので、ローミング・サービス(ローカル番号でつながるアクセスポイントを持っている)を行なっているプロバイダーを確保しておく必要がある。
インターネットカフェ

アメリカには多くのインターネットカフェがあり、バックパッカーなどは、自分のラップトップPCを持って来ずに、それらのインターネットカフェを利用することの方が多い。 PCのOSは英語版WINDOWSだが、日本語フォントが既にインストールされているので、日本語のWEBページ、メールの閲覧、及び日本語の入力を行えるところがほとんど。「INTERNET」と表示があり、外からも普通コンピューターが沢山見えるので直ぐわかるはずだ。 料金は30分単位のところが多く、場所・都市によるが、30分$3程度のところが多い。
まず店員のいるカウンターへ行き、指定された番号のPCを利用する。利用が終わった後にカウンターへ戻り、料金を精算する後払い方式が多い。自分のラップトップPCを持ち込み、接続だけをさせてもらえる店もある。
ロサンゼルス空港、サンフランシスコ空港、ラスベガス空港などでは、完全無人のクレジットカードを差し込んで利用するものもある。
フリーWiFi

スターバックス・コーヒー・チェーンなど有料でWiFiサービスを提供しているカフェもあるが、飲食時は無料でWiFiサービスが利用できるフリー・ホット・スポットも、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ラスベガス、ニューヨークなどでは増えている。
アメリカ国内のフリーWiFiスポットは、下記のサイトから検索可能。
Free Wireless Internet: http://www.wififreespot.com/
ホテルでのインターネット利用
インターネット接続に関する説明書き。日本語のものがあるホテルもあります
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モデムと接続ソケット
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データ用ケーブルをソケットに差し込みます
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モデムのライトが正しく点灯していることを確認します
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ブラウザを立ち上げる。ログイン画面が出れば、PCの設定不要。出ない場合は、PCの設定を変える必要あり。
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有料ブロードバンドサービスのホームページが表示されます。
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ホテルの部屋番号、苗字、利用期間を選択します |
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ログイン画面が出ない場合の設定の仕方。必ず設定を変更する前に、元に戻す時のために、今の設定(IPアドレスなど)を控えておくこと。左下のスタートボタンを押し、「接続」、その後「全ての接続の表示」をクリック |
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「ローカルエリア」接続をクリック |
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「プロパティ」をクリック |
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「インターネットプロトコル(TCP/IP)」をクリック |
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「IPアドレスを自動で取得する」に変更 |
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設定していたIPアドレスが消えて、OKボタンを押す |
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ブラウザを再度開きなおせばOK! |
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