国名 |
CANADA(カナダ) |
政治形態 |
立憲君主制で連邦政府の運営は議会制民主主義で行われている。
ニュージランドやオーストラリアのように、公式にはイギリス国王(現在はエリザベス2世)が国家元首となる。国王の代理として総督がおかれているが、実質的には総選挙によって選ばれた連邦政府の首相が実質的な首長になる。
カナダの政府は議員内閣制を採用しており、下院、上院で形成された連邦議会、州政府、内閣などで実際の政治を行っている。
ブリティッシュコロンビア州、アルバータ州、サスカチュワン州、マニトバ州、オンタリオ州、ケベック州、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、ニューファンドランド、ラブラドール州、プリンスエドワード州、ユーコン準州、ノースウエスト準州、ヌナブト準州、からなりたち、それぞれの州で首相、内閣があり自治権が認められている。 |
首相 |
首相はカナダ保守党の スティーブン・ハーパー(Stephen Harper)氏。2006年の総選挙で所属の保守党が勝利し、少数与党ながら政権の座についた。
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地理 |
カナダの面積の総計は約990万平方キロメートル。ロシアについで2番目に大きい国で、北アメリカ大陸の約41%を占めている。日本の国土の約27倍。南および西は アメリカ合衆国と接し、西は太平洋、東は大西洋、デイビス海峡、北は北極海、ボーフォート海に面している。国土の多くが北極圏内にあるため、人口密度は3.2人/k㎡。国土の約半分は森林で占められている。
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国旗・国歌・国花 |
カナダでは長い間、イギリスの国旗が左上にある赤をベースとしたレッドエンサインを国旗としていたが、1965年に現在のものになった。赤と白はカナダの国の色としており、カエデは カナダの国章の象徴。
国歌は「オーカナダ」。1980年に正式国歌として制定される。作曲はカリサ・ラヴァーレ。フランス語の歌詞がオリジナル。
国花は「サトウカエデ」。東部原産の落葉木。国旗のシンボルもカエデ。 |
人口 |
3326万人(2008年5月) |
民族 |
カナダは隣国の アメリカ同様、移民、多民族国家。イギリス、フランス系51%、その他ヨーロッパ系15%、先住民族2%、アジア・アラブアフリカ系などその他32%。
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宗教 |
約人口の73%がキリスト教。16.5%が無宗教。 |
言語 |
公用語は英語とフランス語、ヌナブト準州では イヌクティト語も公用語とされている。州によって公用語はわかれている。 |
首都 |
オタワ(OTTAWA)1858年に首都の選定をめぐって、ケベックシティー、トロント、キングストン、モントリオールが争っていたが、当時のビクトリア女王の独断で英仏両勢力のほぼ境界のオタワが選定された。行政官庁はオタワに多くあるが、人口もトロントなどと比べると少ない。
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時差 |
カナダ全土で時間帯は5つある。
太平様標準時間:日本との時差は-17時間(ユーコン準州、ブリティッシュコロンビア州)
山岳標準時間:日本との時差は-16時間(ノースウエスト準州、アルバータ州)
中部標準時間:日本との時差-15時間(ヌナブト準州、サスカチュワン州、マニトバ州)
東部標準時間:日本との時間差-14時間(オンタリオ州、ケベック州)
太平洋標準時間:日本との時間差-13時間(ノバスコシア州、プリンスエドワードアイランド州、)
ニューファンドランド標準時刻:日本との時間差は-12.30時間(ニューファンドランド、ラブラードル州)
一部時間帯が州をまたがっている場合もある。夏時間もあるので要注意。詳しくは、「 カナダの時差」を参照のこと。 |
通貨 |
カナダドル。アメリカのドルと区別するためにC$と表記されることもあるが、通常ドルが$、補助単位のセントが¢と表記される。$1は100¢。紙幣は通常$100、$50、$20、$10、$5。硬貨は$2、$1、25¢、10¢、5¢、1¢の6種類。1¢はペニー、25¢は クォーター、5¢はニッケルと呼ばれることもある。 オーストラリアドルと同様、高金利通貨として、日本でもFX取引に人気がある。
詳しくは、「カナダの通貨・両替」のページをご覧ください。
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祝日 |
国が定めた祝日は 1月1日(ニューイヤーズデー)、イースターの前の金曜日 (グッドフライデー)、7月1日(カナダデー)、9月の最初の月曜日(レーバーデー)、12月25日(クリスマスデー)、その他州によって他に祭日あり、ほとんどの観光施設、レストランなどは1月1日、12月25日は閉店。
詳しくは、「 カナダの祝日」のページをご覧ください。 |
教育 |
カナダは国家レベルで教育を管理、運営するシステムはないので、 教育制度は州によって異なるが、ほとんどの州が義務教育は6-16歳 までで、授業料は政府が負担(税金を払っているのが前提)。
学年はグレード制。州によって違いがあるが、 例えば、ブリティッシュコロンビア州だと7-5制.グレ-ド1-7までが日本の小学校と中学校に重なり、8-12が日本でいう高等教育に近いものとなる。グレード10が日本の高校1年生に相当する。
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経済 |
以前の カナダは林業、漁業が中心であった。現在は経済の中心はサービス業で、国民の4分の3が従事している。またアサバスカにあるオイルサンドは世界第2の石油埋蔵量。これからは観光客や来訪者の増加により、ハイテク産業や娯楽産業の重要性も出てくると思われる。
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