メルボルンの位置・アクセス
メルボルンはオーストラリア大陸の南東部に位置し、大陸では最南に位置する州都である。 ポート・フィリップ湾に面し、郊外は東に広がる。
日本からのアクセスは、成田からの直行便(日本航空、カンタス航空による共同運航便)はシドニー、ブリスベン、ケアンズ経由となり、メルボルンへは国内線乗り継ぎとなる。
関西新空港、名古屋国際空港からジェットスターの直行便を利用する場合も、メルボルン直行便はなく、各就航都市から国内線乗り継ぎとなる。また、直行便以外にも各都市国際空港から、大韓航空、シンガポール航空、マレーシア航空、タイ航空、中華航空、ガルーダインドネシア航空、中国東方航空等でアジア経由、またニュージーランド経由やフィジー経由がある。
メルボルンの名所
メルボルンでは、世界規模のイベントや大会が開催される場所が、そのまま観光の名所としても知られている。1996年以降毎年開催されているF1のサーキットで有名なメルボルン最大の公園、アルバートパークや、MCG(メルボルン・クリケット・グラウンド)、全豪オープンの開催地であるメルボルン・パークが有名です。
またメルボルン市内には、数多くの歴史的建築物があり、そのどれもが有名。世界遺産に登録された王立展示館、また王立植物園は必見。セイント・パトリック大聖堂も有名だが、19世紀の凶悪犯、ネッド・ケリーが処刑された監獄として有名な旧メルボルン監獄所もお勧め。またシドニーのオペラハウスと並んで、ヴィクトリア・アート・センターはメルボルンのランドマークと言われている。
南半球で最も高い2大ビル、ユーリカタワーとリアルトタワーのデッキからは、メルボルン市内を一望することができる。
メルボルン郊外には、ワイナリーで有名なヤラバレーや、ガーデニングが美しいモーニントンペニンシュラ、絶景のグレートオーシャンロード、愛らしいペンギンパレードが見学できるフィリップアイランド、ハイキングが人気のグランピアンズなどの観光スポットがある。
メルボルンの概要
メルボルンは、オーストラリアで2番目に大きい人口380万人の大都市で、オーストラリアの北西にあるポートフィリップ湾周辺に位置する、ビクトリア州の州都だ。
メルボルンは、商業、産業、文化活動の中心的都市であり、オーストラリアにおけるスポーツや文化イベント等が頻繁に開催されている都市としても有名である。またメルボルンは近代的な建築物が多いシドニーに比べ、未だに歴史的建築物が残り、ヨーロッパの風情がある。
メルボルンの経済
メルボルンは、オーストラリアの港市としての本拠地。またフォードやトヨタの製造業と言ったいわば自動車産業において最も活躍の場を公とする都市として有名である。
メルボルンはこれまでも、アジア・パシフィック間における金融業界の中心となってきた。オーストラリアにおける4大大手銀行のうちANZ、NATIONAL ausTRALIA BANKがその本社を置く他、オーストラリアのトップ10に名を連ねる大手企業BHP BILLITON, RIO TINT, TELSTRを含むその他数々の会社がメルボルンに本社を置く。また、BUSINESS COUNCIL OF ausTRALIAやausTRALIAN COUNCIL OF TRADE UNIONS、オーストラリア証券取引所に所属する代表格の会社が多数終結する。
メルボルンの歴史
メルボルンに最初の開拓者が訪れたのは1835年。その後次々とヨーロッパからの移民者が移住し、ヤラ川近郊に住みついたと言われている。
1850年代に、ビクトリア州のゴールドラッシュで一躍主要大都市に変貌を遂げ、1865年にはオーストラリアにはなくてはならない都市になった。だがその後メルボルンは、ゴールドラッシュの陰りと共に、20世紀初頭にオーストラリア最大の主要都市という座をシドニーに譲ることとなった。
メルボルンは、1901年から1927年にかけて、その後首都がキャンベラに移転するまで、オーストラリア連邦の臨時首都だった。また1956年に南半球で初の夏季オリンピック開催地に選ばれた。
今では第二次世界大戦後の難民や、各国からの移民を多く受け入れてきたことにより、人口の7割がアングロサクソン系、その他がヨーロッパ系、アジア系である。
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